<< 椿編 >>

■売店にて

椿   「あ、大神さん! お久しぶりです! 高村椿です」
大神  「やあ、椿ちゃん。元気そうだね」
椿   「はい! あたしは元気だけがとりえですから。あ、そうだ! せっかくだから何か買っていってくださいよ!」
大神  「じゃあ、ブロマイドをもらおうかな」
椿   「ブロマイドをお求めですか? 毎度、ありがとうございます! でも、大神さん。ブロマイド以外の新しい商品も入ってるんですよ! この機械を見てください」
大神  「なんだい、この機械?」
椿   「紅蘭さんが作った『つかみどりくん』っていうんです。『UFOキャッチャー』という名前で一般にも出てるそうですよ」
大神  「へえ〜」
椿   「中を見てください。花組のみなさんの人形が入ってますよね」
大神  「本当だ。これはさくらくんかな?」
椿   「今はまださくらさん、すみれさん、アイリスちゃん、レニさんの4つしかないんですけど、来月には残りの方の人形も入荷しますから、楽しみにしててくださいね!」
大神  「そうだね。で、この機械をどうするの?」
椿   「中に機械の手があるのが見えますか? この機械の手を2つのボタンで操作して、人形をつかめばいいんです。必ず取れるわけではないんですけど、お代は1回十銭と安くなってますから、軽く遊びの気持ちでやってみてくださいね!」
大神  「ふうん」
椿   「どうです、大神さん? やってみます?」

 LIPS(ポポポポポポポポ、ピョロ!)

大神  「やし、やろう! いっぱい取ってみせるぞ!」

    +−−−−−−−−+
    |なうろおでぃんぐ|
    +−−−−−−−−+


 ♪チャララランランラン……(「恋の発車オーライ!」のBGMバージョン)

 ★★ ミニゲーム ほーるどみー ★★

    +−−−−−−−−−−−−+
    |このゲームは      |
    |お近くのゲームセンターの|
    |UFOキャッチャーで  |
    |お楽しみください    |
    |            |
    |セガ・エンタープライゼス|
    +−−−−−−−−−−−−+


大神  「……おい」





<< さくら&米田編 >>

■大神の部屋にて

大神  「また、この部屋が俺の部屋になるのか……」

 ガチャガチャ。

大神  「あれ? 鍵がかかっているぞ。おーい。中に誰かいるのかい?」
少女の声「だ〜れだ?」
大神  (ははあ。さくらくんだな。よし、ボケてみるか)
大神  「この声は………………、米田長官だな」

 扉が開く。

米田  「よく俺だとわかったな、大神」
大神  「いいっ!? 米田長官!?」
米田  「せっかくアイリスの真似をしたのによ、俺だと分かるたぁ、うれしいねえ(ピョロロロロロン↑↑↑)」
大神  「は、はあ……。あの、いったい俺の部屋で何を?」
米田  「なあに、おまえの部屋を掃除しておいてやろうと思ってよ」
大神  「ど、どうも」
米田  「なあに。礼にはおよばねえよ」

 米田、去る。

大神  「……やれやれ、まさか本当に米田長官だったとはな。」

 大神、部屋を見まわす。

大神  「きれいだ」
声   「なんだか……、ずいぶん楽しそうでしたね」
大神  「いいっ!? さ、さくらくん?」
さくら 「いいな。恋人みたいで(ポロロロッ↓↓)」
大神  「米田長官が俺の部屋を掃除してただけじゃないか」
さくら 「弁解はいいです!!(ポロロロッ↓↓)」
大神  「さ、さくらくん!?」
さくら 「きれいだ…(大神のものまね)」
大神  「おいおい」
さくら 「鼻の下が、デレデレして、みっともないですよ」
大神  「なに、女房みたいなことを言ってるんだい?」
さくら 「まあ、失礼ね! あたしがいつあなたの女房になったわけ!?」

 1年の間に、やきもちがさらにひどくなっていたさくらであった。

隊員の状況
   +−+−−−−+−−−−+−+−−−−+−−−−+
   |壱| 米田 |気力  |弐|アイリス|ふつうの|
   | |    | 充実!| |    |気分  |
   +−+−−−−+−−−−+−+−−−−+−−−−+
   |参| 織姫 |ふつうの|四|さくら |ご機嫌 |
   | |    |気分  | |    | ななめ|
   +−+−−−−+−−−−+−+−−−−+−−−−+
   |伍|    |    |六|    |    |
   | |    |    | |    |    |
   +−+−−−−+−−−−+−+−−−−+−−−−+
   |七|    |    |八|    |    |
   | |    |    | |    |    |
   +−+−−−−+−−−−+−+−−−−+−−−−+


   あ、レニの入るところがないじゃないか……。




<< さくら編 >>

■出撃! ダストシュート

さくら 「え? 機械の故障!?」
大神  「さ、さくらくん……。きみ……、戦闘服……だけが出てきたよ」
さくら 「ええ!? やだ〜っ!! ダストシュートにつかえちゃった〜!」
マリア 「だからダイエットしなさいって言ったでしょ」
大神  「お〜い、さっくらく〜ん!」
米田  「まあ、3日もすれば痩せて落ちてくるってよ」



<< 京極&水狐編 >>

■黒鬼会の本部にて

京極  「水狐。おまえに任務を与える。帝国華撃団の本部に潜入するのだ。情報を盗み、そしてやつらを撹乱しろ」
水狐  「はい。京極様の仰せのままに」
京極  「うむ。では、行け!」
水狐  「は〜い☆」
京極  「ラ〜ジャ〜だっ!」



<< お風呂編 >>

■脱衣所にて

大神  「この服はさくらくんのサマードレス。ということは、風呂に入っているのはさくらくん……!? い、いかん。頭がクラクラしてきた」

     □□□□□□□[○]□□□□□□□
     □体が勝手に風呂場の中に……
     ○               ○
     □ 急いで出る         □
     □□□□■■■■■■■■□□□□ ポポポポポ……
      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
        タイミングLIPS!
      ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
     □□□□□□□[○]□□□□□□□
     急いで脱ぐ■■■■■■■■■
     ○               ○
      ていねいに脱ぐ       
     ■■■■■■■■■■■■■■■■ ピョロロッ!

大神  「急いで脱ごう。待たせたら悪いからな」




<< レニ編 >>



■夜の見回りにて
大神  「あれ、この服はレニだな? そうだ、俺も風呂に入っていくか」

大神  「やあ、レニ。湯加減はどうだい?」
レニ  「隊長?」
大神  「背中を流してやろうか? ……あれ、レニって意外ときゃしゃな体をしているな。胸だって女の子みた……。いいっ!?」
レニ  「……」
大神  「レニ! もしかして君……、☆ニューハーフ☆かい!?」
レニ  「……(ポロロロッ↓↓)」

 翌日。

カンナ 「なにぃ? あんた、ニューハーフだったのかい?」
レニ  「……」
さくら 「どうして今まで言わなかったの?」
レニ  「性別なんて、機能の違いだけで関係ない」
アイリス「ねえねえ。男なのにどうして胸を大きくするの?」
サキ  「アイリス。世の中にはいろいろな人がいるのよ」
織姫  「ヨーロッパの貴族にもこういうのが多いで〜す」

 すっかりニューハーフにされてしまったレニであった。




■少年レッド

 少年レッドの主題歌の歌詞の中で、「レッド」を「レニ」に変えて歌ってみましょう。




■夜の見回りにて2

大神  「レニ。水泳かい?」
レニ  「やあ、隊長」
大神  「あれ? 裸で泳ぐのかい?」
レニ  「何も着ないほうが水の抵抗が少なくていい」
大神  「水着を着なよ! 花組の誰に見られたらどうするんだい? ニューハーフと言っても下半身は男……、えっ!? レニの下半身、女の子みたい……、もしかして、君……」
レニ  「……」
大神  「☆とっちゃった☆の!?」
レニ  「……(ポロロロッ↓↓)」

 さらに誤解を深める大神であった。レニの信頼度は最悪である。




■戦闘にて

大神  「さくらくん!」
さくら 「大神さん!」

 ドドーーン!!

大神  「すみれくん!」
すみれ 「いきますわ!」

 ババーーン!

大神  「マリア!」
マリア 「隊長!」

 ドバーーン!

大神  「アイリス!」
アイリス「うん!」

 ズドーーン!

大神  「紅蘭!」
紅蘭  「いくでえ!」

 ボボーーン!

大神  「いくぞ!」
カンナ 「よっしゃ!」

 ズババーン!

大神  「織姫君!」
織姫  「いきま〜す!」

 ボバーーン!

大神  「レニ!」
レニ  「…………やだ」
大神  「チュドーーン!」

 協力してもらえないのも無理はない。




■戦闘にて2

レニ  「信じることの出来るもの……」
大神  「敵機確認! 標準補正!!」
レニ  「己の経験則に基づく瞬時の判断能力……」
大神  「霊力全開! 臨界突破!!」
レニ  「己の力……、己の技……」
大神  「いくぞっ!」
レニ  「……うるさい!!」

大神  「レ、レニ〜ぃ!」
レニ  「信じられるのは自分だけ……」

 合体攻撃ができないのも無理はない。



■温泉にて

大神  「やあ、レニ。いっしょに入っていいかい?」
レニ  「うん」
大神  「しかしレニが男だなんてなあ。その体を見ていると女の子にしか見えないよ」
レニ  「隊長……。ボクのこと、まだ男だと思ってるの?」
大神  「え?」
レニ  「……」
大神  「もしかしてレニ……、女の子だったのかい?」
レニ  「そうだよ」
大神  「ガァァーーン!!」

 翌朝。

さくら 「まさかレニが女の子だったなんてね」
すみれ 「少尉。今まで気がつきませんでしたの?」
大神  「いや、うすうすは気づいていたんだけど、レニに女の子だろ?って聞くのも失礼だと思ってさ」
すみれ 「さすがは少尉。気がきいてますわ……って、ニューハーフと間違えるほうが、よっぽど失礼ですわ!」
さくら 「大神さん。女の子だと気づいてて、いっしょにお風呂に入ったんですか?」
大神  「いいっ! いや、それはその……」
アイリス「おにちゃんのエッチ、スケベ、変態!」
織姫  「レニの裸を見た責任、とってもらいますからね!」
大神  「ええっ? 責任ってどういうこと?」

 かくしてレニは無条件でヒロインになるのであった。




<< 加山編 >>

■帝劇前にて

降魔  「ギェェェェッ!」
大神  「さくらくん、ここは俺が食い止める。君は早く中へ!」
さくら 「ええっ! 大神さん! 一人で戦うなんて無茶です!」
大神  「くそうっ! どうすればいいんだ!?」

加山  「またせたな、大神!」
大神  「か、加山!」
加山  「ここは俺たち月組にまかせて、おまえは早く帝劇へ!」
大神  「なんだって!? いくらおまえでも無理だ!」
加山  「心配するな、大神。表舞台で戦う花組ほどではないが、月組も戦闘訓練は受けている。ミカサが発進するまでならもちこたえられるだろう」
大神  「……」
加山  「大神。俺の一番の幸せは何だと思う……? それは帝都が平和であることだ! 『兵は神速を尊ぶ』。さあ、行け! 大神! 明日へ向かってな!」
大神  「加山……。わかった」
加山  「うむ。言いたいことはそれだけだ。じゃあな、大神。 アディオ〜ス! ま〜た会お〜うっ! トォッ!」

大神  「おいおいおいおい! どこへ行くんだ〜ぁ!?」
さくら 「……行っちゃいましたね。助けてくれるんだと思ったのに……」
大神  「いつもの癖が出たらしい。さて、困ったな……」
降魔  「ギェェェェッ……」



<< 華撃団対京極編 >>

■ミカサの中にて

紅蘭  「心配いらんで! こんなこともあろうかと、ちゃんと光武改を格納庫に積んどいたんや。織姫はんとレニの光武も用意してあるで」
大神  「しかし、戦力はダウンするな」
紅蘭  「いや、そんなことはないで! レニ専用に新しい武器も用意してあるんや」
大神  「新しい武器?」
織姫  「は〜い、みなさん。私を見てくださ〜い」
さくら 「わあ! 織姫さん、どうしたんですか、その服?」
織姫  「ぷりぷりのボディコンで〜す! みなさんの分も用意されていま〜す」
紅蘭  「なんや、このスカート。うちのチャイナドレスよりセクシーやんか」
米田  「うむ。京極と戦うために用意した新しい花組の制服だ」
マリア 「ひとつの霊子甲冑、ひとつの服。これでみんな本当の花組ですね」
さくら 「マ、マリアさん!」



■最後の決戦

さくら 「絶」
すみれ 「対」
マリア 「正」
紅蘭  「義」
アイリス「帝」
織姫  「国」
レニ  「華」
カンナ 「撃」
大神  「団ーーっ!」
京極  「ぐおおおおーーーっ!!」

大神  「なに!?」
京極  「……………ふっふっふっ。そんな攻撃ではこの新皇は倒せん!」
大神  「な、なんだと!? どうすればいいんだ?」

通信  「みんな、光武のハッチを開けるのよ!」
大神  「こ、これは……。かえでさん!?」
かえで 「ハッチを開けてみんなの脚を見せてやりなさい! あ、レニはいいわ。そのまま待機して!」
大神  「わ、わかりました。みんな、とにかく言う通りにするんだ!」

 ガッコーン、プシューッ!

京極  「わおっ! ボディコンギャルばっかり〜! 慶吾ちゃん、思わずモッコリ〜!!」
かえで 「レニ! 今よ!」
レニ  「この〜〜、ええかげんにせんか〜っ!」

 どっかーーん!

さくら 「10tハンマー! レニの新兵器ってこれのことだったのね!?」

 香、いや、レニの一撃で倒されてしまった京極であった。



<< レニ完結編 >>

■エピローグ

 パリに旅立つ大神。レニの手紙を読み始める。

手紙  「1925年5月。帝国華撃団に配属。隊長に初めて会う……
 1925年8月。隊長とはじめての温泉。今考えると少し恥ずかしい……」
大神  「レニ……」
手紙  「隊長と過ごした1年。たくさんのことがあった……。
 隊長は☆ボクを変えた☆。ボクの人生の中で隊長の存在は大きい。たぶんこれからも……。
 あらためて中尉昇進おめでとう。再会できる日を楽しみにしています。

 1926年4月 帝国華撃団……」
大神  「えっ?」
手紙  「……帝国華撃団 ☆薔薇組☆ レニ・ミルヒシュトラーセ」
大神  「ガァーーーン!! ば、薔薇組!! そ、そんな……」

 あまりの事実に立ち直れない大神であった。

手紙  「追伸
 隊長は本当にボクを変えた。隊長にこんな冗談を言えることが楽しいと思えるようになった。だから、また再会できる日を楽しみに。

  帝国華撃団 花組 レニ・ミルヒシュトラーセ」



戻る