■ 自転車に取り付けてみよう ■

自転車で使えるようにするためには?
   私が「GPSを使いたい」を思ったのは、自転車でナビとして使いたかったからです。
 自転車で見知らぬ土地をツーリングするときにナビがあると大変助かるはずです。いつも交差点ごとに立ち止まっては地図を広げているのです。
 とりあえずGPS受信機と携帯端末がつながったわけですから、これを自転車で使うときに便利なように工夫する必要があります。
 さて、どのようなものにすれば便利でしょうか? 私が考えたのは以下の通りです。
1. 自転車のハンドルに取り付けられること
 せっかく自転車で使うのですから、走りながら見ることが出来ると便利です。
 走りながらですからじっと凝視するわけにはいきません。チラッチラッと見るだけで認識できるためには、やはりハンドルの真ん中あたりに取り付ける必要があります。
2. 自転車の振動で壊れないこと
 せっかく便利な道具でも、簡単に壊れるようでは安心して使えません。しっかりと自転車に取り付き、振動で壊れないような工夫が必要です。
3. 簡単に取り外せること
 ツーリングといっても、途中で駐輪して休憩したり、買い物に入ったり、建物に見学に入ったりすることが多いのです。そのときに自転車に付けっぱなしというのはさすがに不安です。
 簡単に取り付け、取り外しが出来るようにしたいものです。また、取り外した後、少しでも手荷物にならないような工夫も必要でしょう。
4. 電池切れになりにくいこと
 肝心なときに電池切れではしゃれになりません。せめて丸1日は電池がもつようにしないといけません。それが無理ならば電池の交換が簡単に出来るような構造が必要です。
5. 雨の中でも使えること
 雨の日は、紙の地図を広げるのはおっくうなものです。地図も雨に濡れて痛んでしまいます。そしてついつい地図を見ずに走り、道に迷ったり遠回りしてしまったりするものです。
 完全防水とはいかなくても、少々の雨の中ででも使えるようにできたらすばらしいいことでしょう。
 さて、このような条件をうまくクリアできるでしょうか?
フレームに組み付けよう
   以上の条件をクリアするために私が考えた方法は、システム全体を一体としてフレームに組み付け、それを自転車のハンドルに取り付けるという方法です。
 自転車から簡単に取り外し出来るようにするためには、やはりシステムが一体化している方が楽です。そしてそれをマジックテープなどでハンドルに固定するのが簡単です。
 衝撃で壊れにくくするためには、クッションを挟むことで解決出来そうです。システムを取り付けたフレームの下にゴムクッションを取り付け、そのクッションを挟むようにハンドルに取り付ければ良いでしょう。
 雨を避けるのがかなりやっかいですが、システム全体をビニール袋でくるみ、ビニール袋は1日限りの使い捨てとすれば、なんとかなりそうです。
 私のGPS受信機は単3乾電池3本使います。しかしアルカリ電池では連続で5時間程度しかもちません。長時間もたすためには外部から供給する必要がありますが、私のGPS受信機の電源コネクタは通信端子と一体になった特殊な形状で、自分で工作するのは難しそうでした。そこでGPS受信機の方はあきらめ、電池交換のために取り外しだけが簡単に出来るようにし、携帯端末の方だけを外部から電源を供給することにしました。
では作ってみましょう
   どのような物を作ったらよいかの方針は決まりましたので、実際に製作に取りかかりました。
 まず、フレームをどのように作るかです。
 東急ハンズの素材売り場や日曜大工用品売り場をさまようことしばし。小型の棚などを作るパイプを組み合わせて作ることにしました。
 L型の継ぎ手4つ、T型の継ぎ手4つ、十字型の継ぎ手1つ、短いパイプ12本を「田」の形に組み合わせばフレームは完成です。
 しかしただの枠ではGPS受信機と携帯端末を取り付けるのは困難です。そこで同じく東急ハンズでアルミ板を買い、それをフレームに取り付け、その上にGPS受信機と携帯端末を固定することにしました。
 その他、クッション用に肉厚のゴムスポンジと、滑り止め用に薄手のゴムスポンジ、そしてそれらを固定するためのバンドなどを買いそろえました。また、登山道具店で、自由な長さに切って使えるマジックテープと肩掛け用のストラップも買いました。
 出来たフレームの裏に肉厚のゴムスポンジをT型に切って取り付けます。そしてマジックテープ3本をフレームからゴムスポンジを巻くように取り付けました。ハンドルに取り付けるときは、このマジックテープをハンドルバーとハンドルステムに巻き付けて固定します。
 フレームの上には、薄手のゴムクッションを挟んでからアルミ板を取り付けました。このゴムクッションはアルミ板とフレームが直接擦れるのを防ぐためですが、少しは振動の吸収にもなってくれるでしょう。
 アルミ板には直接GPS受信機と携帯端末が取り付くわけですが、これが一番の難問です。なにしろ両者とも形がいびつなのです。
 そこでアルミ板の上にも薄いゴムクッションを敷き、バンドで縛り付けることによってゴムの摩擦で固定することにしました。GPS受信機側は取り外しの出来る樹脂バンド、携帯端末側はマジックテープで縛ることにしました。
 完成品は以下の写真の通りです。

フレームに取り付け、上から見たところ。
それなりにコンパクトに仕上がっています。
斜めから見たところ。
ストラップを付けることができます。
自転車のハンドルからはずしたときは、これで持ち運び出来ます。
裏には単3×4本の電池ボックスがあります。これは携帯端末の外部電源として使い、4日はもつ計算です。
その向こうに見えるのはゴムによるクッションと、固定用のマジックテープです。
自転車のハンドルに取り付けたところです。CASSIOPEIAの右にあるのがサイクロコンピュータ。GPSレシーバの左にあるのはコンパスです。
ハンドルに取り付けたところを左斜め前から見たところ。
取り付け後の自転車全景です。ツーリングはこれで怖いものなし。

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