■移動・走行
- ・輪行
- 読んで字のごとく自転車で行くこと、と言いたいところですが、これがとんだ間違い。なんと自転車を分解して列車やバスで運ぶことなんです。いったい誰がこの言葉を考えたのか? 首をかしげたくなります。ちなみに自家用車で運ぶことは輪行とは言いません。また、目的地まで走って行くことは自走と言います。例えば、「レース場まで輪行した。重たかったよー。」「レース場まで自走した。しんどかったよー。」というふうに使います。輪行する場合、交通機関によって料金が必要です。輪行の時に自転車を入れる袋を輪行袋と言います。
- ・ツーリング
- 走ることが目的で自転車で旅行すること(おもに長距離)。日帰りの場合でも使いますが、走ることに楽しみを求める場合は「ファンライド」と言います。自転車でする散歩は「ポタリング」と言います。「サイクリング」という言葉は最近ではあまり使われなくなりました。
- ・自走
- 自分で自転車で走っていくこと。移動手段のことを指し、走ることが目的の時は自走とはいいません。レース場が駅から離れている場合、駅まで輪行、駅から自走というふうになります。
- ・実走
- 実際に走ること。自走と違って、どちらかと言えば本来の目的として走ることに使います。
■レース
- ・クロスカントリーレース
- 1周2〜6キロ、標高差10〜300メートルの周回コースを決められた周回数を回って速さを競うレース。エントリー選手が一斉にスタートし、1番にゴールした選手が優勝となります。登りを登り切る脚力と下りのテクニックをあわせた総合的な力が試されます。日本のトップクラスのレースだと、競技時間が2〜3時間になるようにコース設定されます。
- ・ダウンヒルレース
- 1〜5キロ、標高差50〜500メートルの下りがメインのコースを駆け下りる速さを競うレース。エントリー選手が時間をずらして一人ずつ走り、ゴールまでの時間を競うタイムトライアル形式で行われます。最高速度が時速90キロを越えるレースもあります。高速でバイクをコントロールするテクニックが試されます。
- ・エンデューロ
- 耐久レース。クロスカントリーと同じようなコースを、決められた時間内に何周できるかを競います。競技時間は短いもので1時間、長いものでは24時間のレースもあります。2〜6人のチームで選手交代をしながら走るレースを「チームエンデューロ」といい、マウンテンバイクでエンデューロと言えばふつうチームエンデューロを指します。長時間を走りきる体力が試されます。
- ・クリテリウム
- 一周2キロ以下の短いコースのクロスカントリーレースをこう呼ぶこともありますが、起伏の少ないフラットなコースで行われるレースを特にクリテリウムと言います。クロスカントリーほどの持久力は問われませんが、高速なレース展開になるためスプリント能力も必要になります。
- ・カテゴリー
- レースに出場する選手を、選手のレベルや年齢に応じてクラス別に分けたもの。カテゴリーごとにレースを行い、成績が決まります。エキスパート、チャンピオン、エリートなどと呼ばれる上級者クラス、インターミディエイト、スポーツなどと呼ばれる中級者クラス、ビギナー、ノービスと呼ばれる初級者クラスの3つのカテゴリーに分けることが多いようです。初級者をさらにビギナーとファーストタイマー(初心者)に分けるレースもあります。上級者のカテゴリーほど、コースは長くテクニカルになります。年齢別に分ける場合は、中級者、初級者、上級者のカテゴリーをさらに年齢別に2〜3クラスに分けます。男女はふつう別カテゴリーになります。
- ・検車
- レースに出場する自転車が安全上問題がないか、大会規約に則しているかを調べる検査。マウンテンバイクのホビーレースの場合、ほとんど行われないのが実状ですが、さすがにメーカが主催するレースではきちんと行われていますね。
- ・試走
- レース前にコースを走ってみること。コースやラインを覚えたり、自分の苦手な箇所をあらかじめ知っておくことができます。上級者がペース配分や駆け引きを行うためには試走は重要です。
- ・ラップ
- 周回コースの1周という意味の他に、他の選手から周回遅れになることを言います。先行する選手が周回遅れの選手を抜くことを「ラップする」と言います。当然、周回遅れの選手が抜かされることは「ラップされる」と言います。
- ・ラップアウト
- トップの選手にラップされると失格になるルールのレースもあり、ラップされて失格になることをラップアウトと言います。ちまたのホビーレースでは、ラップアウトは無くても、トップの選手がゴールするとそれ以上周回する事ができないというルールのレースがほとんどです(周回数が足りなくてもゴールとなります)。
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